フォルダプロパティの「場所」タブが表示されない原因

　最近、パソコンを買い替え、容量確保のためにドキュメント／画像／デスクトップフォルダをDドライブに移動させようとしました。方法としては、Windows標準のフォルダプロパティにある「場所」タブによる移動。しかし、プロパティの「場所」タブがない現象が発生したので、原因と解決方法を書き留めたいと思います。

　記事の内容は 2017年12月28日 時点のもの。環境はOSが Windows10 Pro。

キーワード：Windows10、Dドライブ、場所

現象

　OneDriveをセットアップ※1後、ローカルユーザーフォルダ下にあるドキュメントフォルダなどをDドライブに移動※2させようとした。しかし、ドキュメント／画像／デスクトップフォルダだけ、プロパティにあるはずの「場所」タブが表示されていなかった。

※1・・・基本的な標準設定。ドキュメント／画像／デスクトップフォルダがOneDrive下にコピー・同期する。

※2・・・フォルダプロパティに「場所」タブがあり、移動できるフォルダのみ。

原因

　詳細に説明ができないが、OneDriveの同期により該当の3つのフォルダに関連付けがなされていたからだと思われる。つまり、勝手に同期するフォルダが移動されないようにWindowsの奥深いところの設定でフォルダの場所が固定化された？（＝「場所」タブが表示されない）ような感じである。基本的に

解決方法

　タスクバーでも何でもいいが、OneDrive設定の中にある「アカウント」→「このPCのリンク解除」を実行した上で、プロパティを開けば「場所」タブは表示されるようになった。その後、改めてOneDriveと再リンクすればおｋである。今回の場合、OneDriveをセットアップする前にDドライブへの移動を実施していれば、この現象は発生しなかった可能性がある．．．

まとめ

　今回の場合、トリガとなったのはOneDriveの同期による影響であるが、他にもフォルダの場所が重要なソフトウェアやシステム自体の設定でなる可能性があるんじゃないかと思うので、予め容量確保目的でDドライブへの移動を考えているならば、PC購入後のほぼ何も設定をやっていない状態（できるだけ早いうちに）時にやった方が、この手のシステムを弄る作業は適しているのじゃないかと最近の思うところである。

　こういったパソコンで発生したトラブルの問題解決のためには、”現象が起こる前に何をしていたか”、”OSやソフトウェアのバージョンは何か”、”参照する資料はいつのものか”などをはっきりさせることが近道かなと。会社でなんちゃってSE（単なる窓口と初期対応に近い）をやっていて気を付けている点です。